わんこそばイングリッシュ

スパルタですが、3週間で見える景色が激変します。

文の構造を理解して直訳から卒業しよう

このページでは、話し始めから詰まってしまう、言いたいことはあるが英語が出てこない、単語は聞き取れるのに相手の意図が全くわからないという方向けに「英語の発想法」をお伝えしています。

それは「誰が」「何する」に着目して英語の文章を考えてください、と言うことです。

文章中の最も大事なところから言葉を作っていく(あるいはその部分を拾って聞き取っていく)方法です。

 

§1 文章の骨組みはシンプル

日本語でも英語でも、どんなに難しい言葉を使っても、難解で複雑な文章であっても、基本の構造(骨組み)はほとんど同じです。

誰が(または何が)」と「何する」の2つが骨組みとなり、他の言葉は肉付けされた言葉に過ぎません。

 

英語で誰かに何かを伝える時、誰でもまずは頭に日本語を思い浮かべるはずです。

この思い浮かべた日本語を英語に変換して話すには、日本語で「誰が」「何する」のかという点を把握している必要があります。

 

まず、この「誰が」「何する」を日本語で把握する練習をしていきましょう。

 

下の例文を見てください。

 

“ 私はお使いに出かけた。”

 

という文章があったとします。

この文章の骨組みはどこでしょう?

 

私は お使いに 出かけた

 

「私は」「出かけた」という部分が重要です。

用事がお使いかどうかはどうでもいいことです。

 

誰:私は

何する:出かけた。

 

次の文はどうでしょうか?

 

“ 明日は午前も午後も雷を伴った雨が降る。”

 

明日に「は」が付いているので、「明日は」「降る」が正解と思いがちですが、日本語の「は」は話題につく場合が多く、降ってくるものは雨なので、正解は「雨が」「降る」になります。

 

誰:雨が

何する:降る。

 

文章が長くなったとしても、文章の構造は変わりません。

 

“ 2020年に始まる地球温暖化対策のパリ協定の 詳しい実施ルールを決める国連気候変動枠組み条約 第24回締約国会議(COP24)が2日、ポーラン ド・カトウィツェで開幕した。”

 

誰:COP24が

何する:開幕した。

 

これら「誰が」「何する」というのはそれぞれ「動作するもの」と「その動作」を表しています。

 

f:id:hashitte:20191029171724p:plain

 

 

§2 「誰が」「何する」を見つけ出す 

 次は、隠れた「誰が」「何する」を日本語の中で見つける練習をします。

日本語ではしばしば省略されています。

これが「日本語→英語」の変換を邪魔しているのです。

「誰が」「何する」を日本語から見つけ出しましょう。

例題と練習問題を用意しました。

まずは答えを見ずにチャレンジして見てください。

問題の下に解答と解説を載せています。

 

例 私は昨晩、友人と熱海に釣りをしに行った。

誰:私は

何する:行った

 

① ここには本を借りに来た。

誰:

何する:

 

② 宿題はもう終わりました。

誰:

何する:

 

③ 会計は現金でも大丈夫ですか?

誰:

何する:

   

 

 

解答

① ここには本を借りに来た。

誰:私

何する:来た。

これは難しくないですね。

 

② 宿題はもう終わりました。

誰:私

何する:終えた。

「誰」に「宿題」を入れた人もかなりいるのではないでしょうか?

文章には書かれていないこと、「つまり何が言いたいのか」が見えていなければいけません。

あくまで「誰がどんな動作をしているのか」に着目するので、宿題は入らず、「私」が入ることになります。

(宿題が自ら終わると言う動作をする訳ではない)

 

③ 会計は現金でも大丈夫ですか?

誰:私

何する:支払う

これも②と同様です。

わかりやすい文章で言い直すと、「私は現金で支払うことができますか?」と言うことになります。

 

§3 「誰が」「何する」だけ英語に直す

日本語で「誰が」「何する」を見つけ出すことができたら、次はそれらを英語に直します。

なるべく簡単な単語で言えるように心がけましょう。

 

例 私は昨晩、友人と熱海に釣りをしに行った。

誰:私は → I

何する:行った。→ went

 

 

§4 あとは追加情報を足していく 

会話ではまず、「誰が」と「何する」を頭の中で 日本語から英語に変換し、口に出してみて下さい。

それから、その他の情報を後ろに付け足していくのです。

この感覚が身につけば「考えながら喋る」ことができるようになります。

 

私は行った。

I went.

 

私は行った、釣りをしに。

I went fishing.

 

私は行った、釣りをしに、友人と。

I went fishing with friends.

 

私は行った、釣りをしに、友人と、熱海で。

I went fishing with friends in Atami.

 

私は行った、釣りをしに、友人と、熱海で、昨晩。

I went fishing with friends in Atami last night.

 

 

さらに理解を深めるためにイラストを使って、追加情報を付け足していく感覚を掴みましょう。

 

f:id:hashitte:20191029190906p:plain


 §5 いきなり直訳せず「誰が」「何する」を徹底する

最後にまとめですが、日常会話で使われている日本語(宿題終わった等)をいきなり“ My homework is...”と直訳して話し始めるのではなく、まず頭の中で「誰が」「何する」をイメージしましょう。

そして、それを英語に訳して喋り出し、その後ろに追加情報を付け足していきましょう。

 

f:id:hashitte:20191029191116p:plain

 

文型の話でいうと、「誰が」はS(主語)に相当し、「何する」はV(動詞)に相当します。

付け足す内容によって、文型は変わります。

 それぞれの文型の話はまた別の記事でお伝えすることにします。